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看護師業界は人手不足のため、売り手市場の状態が続いています。 また女性は、結婚や出産を機に職場を離れることも多いため、女性の割合が多い看護の職場では、複数回の転職も珍しいことではありません。

とはいえ転職回数が多すぎると、一般的にはあまり良いイメージを持たれません。 看護師の皆さんの中にも「転職はしたいけど、転職回数が多くなるのは...」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は看護師業界の転職について考えていきたいと思います。


転職回数、何回までならOK?

「転職回数の多すぎは不利」というイメージが強い一方で、転職を経験している看護師が多いのも事実です。

では実際のところ、看護師は何回ぐらいの転職までは良しとされるのでしょうか。

平均的な転職回数は?

首都圏、関西圏の看護師を対象としたアンケート調査では、転職回数の平均は「2回」でした。とはいえ下記の回答割合を見ると、「2回」という回数は、あくまで平均値であることが分かります。

また看護師業界は若い年代での転職が多く、例えば20代では、2人に1人が転職をしています。さらに30代以降は、結婚や出産などのライフイベントを迎えたり、キャリアアップを考える機会が増えたりし、より転職回数が増加する傾向にあります。

多すぎると不利になる

看護師は「より自分に合った職場に転職することは極めて普通のこと」と考える人が多いようです。 とはいえ、あまりにも頻繁に職場を変えていると、再就職の時にも「この人はまたすぐに辞めてしまうのでは...」と、採用担当者に不安を与えてしまいます。

また一般的には、職場で一人前になるには3年程度かかると言われています。そのため3年未満での転職となると「あまり我慢ができない人なのでは...」と思われやすくなります。

つまりポイントは「1職場あたりの平均勤続年数」ということですね。 キャリアが長い人は、たとえ転職回数が多くても、頻繁に転職してきた訳ではないことや、新たな職場でも将来に渡り勤務し続ける意思があることをアピールしましょう。

印象は転職理由で決まる

頻繁に転職を繰り返すことが良くないと分かっていても、やむを得ない事情により転職するケースもあると思います。

転職の理由によって印象の持たれ方は異なるので、面接の際はできるだけ良い印象付けができる理由を述べるようにしましょう。

悪い印象を持たれやすい転職理由

実際のところ、人間関係や勤務条件などに何かしら不満があるために転職をする、というケースが多いと思います。理不尽な思いをさせられたり、残業があまりにも多すぎたりする状況が続くと、どうしても職場を変えたいと思ってしまいますよね。

以前の職場環境があまりにも劣悪である場合には、やむを得ない事情と判断されることもあります。しかしこういった不満が生じるのは自己責任とみなされることもあるため、不満な事柄を転職理由として列挙することは避けましょう。

良い印象を残せる転職理由は?

どのような理由であれば、マイナスな印象を残さずに済むのでしょうか。 一般的には「前向きな理由」か「やむを得ない理由」であれば、問題ないと言われています。 。

前向きな理由としてよく挙げられるものには、スキルアップやキャリアアップ、従事する診療科の変更などがあります。 これは前職での勤務期間が短い場合には通用しませんが、勤続年数が3年程度以上であれば、採用担当者を納得させることができます。

やむを得ない理由とは、例えば結婚に伴う引越しや、出産・育児との両立、看護師に多い身体的な事情(腰痛やメンタルヘルスなど)などです。

このように「前向きな理由」や「やむを得ない理由」であれば、比較的好印象を残すことができるでしょう。

転職したいと思ったら

転職したいと感じたら、本当に転職以外の道はないのか、ひと呼吸置いて冷静に考えてみることをおすすめします。 例えば同じ職場であっても、別の診療科への転属や、別の業務担当への係替えの希望を出してみることも、ひとつの手です。

とはいえ体調に影響が出ている場合や、明らかに労働環境が悪い場合には、無理をせず転職を検討したほうが良いと言えます。

では最後に、転職する際のポイントを見ていきましょう。

希望条件に優先順位をつける

求人情報を見る際には、ただ闇雲に探すのではなく、自分の軸をしっかりと持つようにしましょう。軸を持つとは「どんな条件で探すのか」「何を重視したいのか」など、自分なりの基準を設けるということです。

給与額や通勤時間、残業時間など、譲れない条件に優先順位を付けてみるのがおすすめです。 当然ながら自分の理想と完璧にマッチする職場はないため、何かしらは妥協をしなければなりません。しかし妥協点はあっても、優先順位のトップ3の条件が満たされた職場であれば、またすぐに転職を検討する状況には陥りにくくなるはずです。

「譲れない条件」は人によって異なります。そのため自分の軸を定めて「自分に合った求人」を選ぶようにしてくださいね。

再就職前に職場をよく見極める

再就職後のミスマッチを防ぐには、実際に自分の目で職場を「見極める」ことも大切です

職場の環境はまさに「百聞は一見に如かず」。事前に見学をさせてもらえないか依頼し、自分に合う職場であるか、自分の肌で感じられるのがベストです。

見学を受け付けていない医療施設の場合には、見極め手段のひとつとして、求人先に精通している転職エージェントに相談してみることもおすすめですよ。 自分に合った職場と出会えるよう、納得のいく転職活動を進められると良いですね。

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